2025年問題を考える！ It is not too late to enjoy video tape media

※2025/02/19

雑誌のデジタル化、HDD、USBメモリーに保存ってどうやるんですか? やり方教えて貰えませんか?
というご質問を戴きましたので、ちょいと書いてみます。

※動画をビデオテープからデジタル化するよりも遥に手間と時間が掛かります。

雑誌や書籍、写真集をデジタル化するにあたっては、パソコンとスキャナーが必要になります。
但し、デジタルカメラやスマホのカメラ機能で、非常に綺麗に撮影できる方は別とします。
1ページずつ撮影して保存しておけば良いことになります。

いわゆるフラットベッドタイプのスキャナー。 蓋を開けて、1枚ずつ誌面を載せてデジタル化する。	いわゆるドキュメントタイプのスキャナー。 纏めて数ページを自動的にスキャンできる。	管理人愛用のKODAK社のドキュメントスキャナー。 A4サイズまでスキャンできる。 当時は1万円台で購入できたが、5万円以上に値上がっている！驚いた。

①･･･スキャナーには、フラットベッドタイプとドキュメントスキャナーの2種類があります。
フラットベッドは、誌面を1枚づつスキャンに掛けてデジタル化します。
ドキュメントタイプは、書籍、雑誌等ページ数が多い場合に使う事が多いです。
数ページを表裏順番に纏めてスキャンすることが出来ます。
どちらにしろ、元ネタの本を解体する必要があるので、覚悟が必要です。
②･･･個人的には、文庫本など小説はスキャンするよりは本自体を手に持って読みたいのでスキャンはしません。
が、漫画、写真集などの見て愉しむ本は、スキャンして大画面で見た方が好い感じです。
③･･･で、どのようにしてデジタル化するかですが、必ず必要になるのがスキャナーです。
ここ最近のプリンターには、大概、コピー機能が付いていますのでそれを使ってスキャンします。
無い場合は、新品なり、中古品なりを手に入れる必要があります。
この時、フラットベッドを選ぶかドキュメントタイプを選ぶかは、個人的な好みとスキャンするページ数に因ります。
フラットベッドは、1枚ずつ丁寧にスキャンするので仕上がりが綺麗です。
ドキュメントタイプは数ページを纏めて読み込ませるので、スキャン画像が歪んだり、ページの抜けが生じたりします。

いわゆる押し切りという切断機。 学校とかで使った憶えがあると思う。	最近は、このような多機能なモデルも販売されている。 これなら真っ直ぐに切断できそうである。	管理人愛用のオルファのローターリーカッター。 定規に当てて真っ直ぐ斬るのはコツが要ると言うか、斬れた試しがない。(笑)

④･･･先ず、元ネタの本を解体します。
裏本など薄い本は、背表紙の所からホチキスなどで留めていることが多いので、それを外します。
単行本など背表紙にシッカリと糊付けされている本については･･･
A:熱で糊を溶かして解体する。(器具が必要)
B:背表紙を刃物で切り離して解体する。
のどちらかになります。
⑤･･･解体した本をページ順にスキャンしていきます。
元ネタに合わせて、スキャンする解像度を決めたり、色褪せを修正したり、試行錯誤が必要になる。
その為、この作業が一番時間が掛かります。
通常は、JPEGファイルで保存しますが、HDDの容量を気にしなくてイイなら、TIFFやPNGで保存した方が美しいでしょう。
名前を付けたフォルダに画像データを保存し、USBメモリー等に移動しておけば、判りやすいと思われます。
私の場合、光メディアを盲信していたので、CD-RやDVD-Rに保存していたわけですが、10数年経った現在、読み込めなくなったブツが数枚出て来たわけです。

言い忘れましたが、スキャンできる大きさはA4サイズが限度ですね～。
A3サイズのスキャナーになると、グッとお値段が高くなってしまいますので、素人には高嶺の花名です。

・・・以上、ご質問の答えになっているかどうかは解らんが、ご了承願います。

昭和60(1985)年に開催された東京モーターショーの特集雑誌をスキャンしたもの。
フラットベッドタイプでシコシコとスキャンしたもの。
見開きページの繋がりが、まあまあ合格点かな～。

The26th_Tokyo_Motor_Show_(1985).zip (134.27 MB)