日本のアダルトアニメは、欧州や米国で市民権を得ている反面、猛烈なバッシングを繰り広げている団体もあります。
そりゃ、当然だろう。国が違えば歴史や宗教から来る倫理観は違う。重要なのは、認め合う事である。
アダルトアニメは星の数ほど有るが、私個人としては、ヌクものではなくて観て楽しむものなので、ストーリーがあるものに限定される。
その中でも、これは面白い!と思ったのが、Kiteシリーズ。
オリジナルは1998年。砂羽(さは)という名の女子高生兼殺人請負人の物語。
監督・脚本・キャラデザイン等全てアニメーターの梅津泰臣氏が手がけています。
氏は現在において、日本のアニメーターの第一人者であり、有名な過去の作品としては『火垂るの墓』や『AKIRA』の原画などを手がけています。
本作は、元々、バイオレンスアクションものとして企画されたものを、購買層を絞る目的でアダルトシーンを追加したと言われています。
物語の舞台は日本だが、アジトが欧米のスラム街にしか見えない場所にあるなど、洋画を意識した無国籍風の作風とガンアクションをはじめ映像クオリティの高さから、日本国内はもとよりハリウッドで多大な支持を得たため、現地での実写映画化が決定した。
実写版は、2014年に公開されたが、評価は概ね高かった。が、私個人としては、おもしろくないと思いましたね(笑)。
日本原産のアニメをハリウッドで実写化する場合。変なイメージが纏わり付いた作品になってしまう事が多い。(原作に対する深すぎるリスペクトとも言えるが)
そして、余計な説明を付け加えたがるので、原作から遠ざかる事が多い。(Ghost in the shellとか)
と言って、日本人が作ってもキャラの見た目だけが似たただの面白作品になってしまう事が殆どだ。(Golgo 13、銀魂、Jojoとか)
ベストなのは原作者が自ら監督・脚本をやる事だが、そういう作品は未だ無い。
さて、今回紹介する『A Kite』は10年後の2008年に続編に当たる『カイト リベレイター KITE LIBERATOR』が制作されています。
ストーリーは別物だが、作中に砂羽がゲスト的に描かれているのが嬉しい。
※A KITE -uncut-(1998年・グリーンバニー・1080p)
元々は1998年にVHSビデオ2本にて発売された本作を、HDコンバートして一本ものとして再発表したもの。
1080pのH265エンコードでファイルを作ってみました。音声は日本語のみ(ステレオ、5.1chの2音声)
file link:
A_KITE_-uncut-.rar
※カイト リベレイター KITE LIBERATOR(2008年・Arms・720P) English dub/sub
2008年に発表された一般向けのOVA作品。よって、アダルトシーンはありません。
A Kiteの一応続編として制作されたモノなので、ここで紹介します。
音声は日本語/英語、英語字幕・有りです。
file link:
KITE_LIBERATOR.rar