これは、実話であり、現在進行形のお話。この手の話に弱い方は注意されたし!!
個人的な趣味になってしまいますが、前回に引き続き怪談モノです。
稲川淳二氏の実体験に基づく怪談話の中でもひときわ有名なお話・・・生き人形。
この『生き人形』というタイトルは氏自らが名付けたわけではなく、いつの間にやらその様に呼ばれるようになった経緯がある。
それほどに有名だった・世間を騒がせたお話であった事の証でもあります。
とても有名なお話なので、内容を知っている人は多いと思いますが、あらましを説明すると・・・
人形芝居に使われた少女人形に魂が宿り、怪奇な現象が続発したというものである。
芝居の脚本家の家は火事で全焼。人形制作者は行方不明。
少女人形がTVに出た時には、照明が激しく揺れる、画面に男の子の霊が映るなどしてスタジオはパニックになったという。
古来より、人形(ひとがた)に魂(霊)が宿る事は珍しい話ではない。というか普通にある。例えば仏像に御霊を入れるのもそうだし、陰陽師が式神をおくる時にも使われるし、亡くなった所有者の霊が大事にしていた人形に宿ったりすることはよくある。遊び相手の人形に全く別の人格が宿る事もある。
本件に置いては、宿った霊が人に危害を及ぼすことが特徴的であり、稲川氏の話の中でも、その点は大いに語られている。
が、私がこのお話を最初に知った頃、疑問に思った事がある。
人を呪う霊が人形に宿ることがあるとすれば、一体、どういう使い方をしたのだろうか?と。
それ以来、稲川氏が語るこの話は何十回も聞いているが、人形芝居の内容自体には触れてくれないので、全くの偶然に悪霊(ここではそう書く)が憑いてしまい、稲川氏らは善良な被害者だと思っていました。
しかし、今、その芝居内容の一端を知る事ができ、考え方がかわってきました。
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