前回の東京オリンピックは昭和39(1964)年。この年は阪神が優勝したが、東京オリンピックの開会式日までに日本シリーズを終わらせる予定だった。
10月1日に日本シリーズは開幕するが、阪神は敵地で3勝2敗とし、優勝に王手をかけて地元阪神甲子園に戻ってきた。
が、第6戦は第1戦で勝利投手になっていたジーン・バッキーが先発するも、敵の先発スタンカを打つことができず4対0のシャットアウト負け。
ここで勝っていれば万々歳だったのだが、翌第7戦が行われたのは何と10月10日であった。(雨天順延で1日延びた為)
阪神は先発に村山を立てた、対する南海は前日に先発して勝利投手になっているスタンカ!
村山が、第1戦(南海はスタンカ)、4戦(南海は杉浦)に先発して負け投手になっていたので阪神ファンが半分諦めちゃった!?(てこととは無いと思うが)
この優勝を賭けた第7戦に阪神甲子園球場に集まった観衆はたったの1万5千人程度だった。
既に世間の歓心は日本シリーズよりはオリンピック!に移っていたのかもしれんが、何とも薄情なファンだな~と思ったね。
それが大いに影響して?阪神は3対0のシャットアウト負けを喫してしまい、日本一を逃してしまう。
あの阪神ファンでさえ試合を捨ててまでもオリンピックを観たかったと言う事であり、如何に日本国中がオリンピックを待望していたかが判る。
教訓!オリンピックは放っておいても4年ごとに必ずある、が、阪神の優勝はこの後21年間無かった。
どっちが大切かよく考えてみよう!
この阪神の日本シリーズが行われた昭和39年を中心にした前後に生まれた女の子が大人になり、オバサンになっても女優さんとして活躍しているという事を伝えたかったんです!
無理してオリンピックを開催する位なら阪神を優勝させてくれ!と、言いたい(笑)。